コミュニケーション研修の様子を大公開!【ピーエムティー様】
皆様、こんにちは。パワハラ対策コンサルタントの咲良美登理です。
私は普段、ご依頼をいただいて研修に登壇することが多いのですが、研修と言ってもどのようなことをするのか、どんな様子なのか、経営者の皆様や研修ご担当者様からすると、気になるところかと思います。
ということで、今回は9月に実施させていただきました、株式会社ピーエムティー様の研修の様子をシェアさせていただきます。
昨年からおつきあいさせていただいているこちらの企業様、ハラスメント防止の周知啓発の一環として「アサーティブコミュニケーション」と「レジリエンス」をテーマにコミュニケーションの活性化ご提案したところ、関東拠点の方も含めほぼ全員で受講してくださることになりました。健康経営を大切にされているだけあって、より良い職場環境を作っていこうという社長・役員の皆様の想いが伝わってきます。
(研修ご感想でも「会社が従業員を大切にしていると感じることができた」というコメントが見られ、会社の想いが伝わっているんだなと私も嬉しく思いました!)
研修目的、到達目標、プログラム概要
ちなみに、研修目的と到達目標、大まかなプログラムは下記の通り。
◆研修目的
- ピーエムティーで日々業務に励まれている従業員の皆様が、コミュニケーションスキルとレジリエンス(心のしなやかさ)について学ぶことで健全な意見交換や能力発揮度合いを高めることを目的としてます。
◆研修到達目標
- 相手に配慮しながら自分の意見も伝えるコミュニケーション手法を身につける
- ネガティブ感情のマネジメント方法を身につける
- 自己イメージの育てるための自分の心への声掛けの仕方を身につける
- 人との繋がりを体感する
◆プログラム概要
- 健全な人間関係とは
- 健全な人間関係に必要なスキル【アサーティブコミュニケーション】
- 健全な人間関係に必要な在り方【レジリエンス】
- 実践!ポジティブコミュニケーションで自己イメージを育てよう
【アサーティブコミュニケーション】の中では、コミュニケーションの3つのタイプ(アグレッシブ:攻撃型/ノンアサーティブ:非主張型/アサーティブ:主張と尊重型)や、アサーティブに伝えるためのスキル、ケーススタディを使ったディスカッションなどを、
【レジリエンス】では、自分の心が育てば自分も他者も尊重できるようになることから、困難な状況にあってもそこからしなやかに立ち直る力(レジリエンス)を育てようと、感情マネジメントの方法や自己イメージ(自己肯定感や自己効力感)の高め方を学び、
最後は、それまでの学びも生かしながら相互理解を深める大規模なワークを行いました。
チームビルディングを促進した「価値観インタビュー」
どちらの企業の皆様にも共通することですが、皆様日々業務に邁進されているので、どうしても業務寄りのコミュニケーションに偏りがちです。業務推進のためには業務寄りのコミュニケーションは大切な事ではありますが、それだけになると、心の動きとしては、相手も一人の尊重されるべき人間であるという意識が希薄になりやすいのですよね。そうすると、意見の対立が起こると攻撃的になってしまったり、心理的非安全になることで意見が出しにくくなったり、その結果、生産性が落ちてしまったりする可能性もあります。
健康経営を大切にされているピーエムティー様だからこそ、より一層、職場の心理的安全性を高めてはどうかとご担当者様と打ち合わせを重ね、今回、互いの良さや人となり、強みや魅力を発見して伝え合うというこちらのワークを入れたところ…
ワークのスタート早々、会場のあちこちで、「そうなんですか?!」という互いの新しい一面を見つけた驚きの声や、「すごい!」という感心の声、笑い声がたくさん聞こえてきて、皆さんの交流をファシリテーションした身としても、とても嬉しい気持ちになりました。
研修を終えて…皆様からのご感想
研修を終えて、ご担当者様からも、
社員からも「人の温かみを感じた」「気恥ずかしいが感動した」「メンバーをリスペクトするようになった」などと多くの好意的な声が直接届いています
という嬉しいお声をいただいたのですが、その後皆様からご提出いただいた研修アンケートでも、たくさんの嬉しいお声をいただきました。皆様からいただいたご感想を一部ご紹介いたします(共有許可いただいております)。
- 研修を通じて、あらためて自分自身(何を大切に思い、どう他人から見えているのかなど)について見直す(気づく)いい機会になりました。
- 研修の内容が非常にシンプルな構成で、かつグループ討議形式であり、短い研修時間の中、非常に濃度の高い有意義な時間を持たせていただきました。講師・アシスタント講師の方々に感謝いたします。
- 価値観インタビューを終えて、人の「良い所」を見つけ出すことで、日常に埋まっていたその人の魅力や能力を再確認することができ、また心地の良い人間関係の構築につながっていくと感じました。
- 自己イメージの作られ方が人それぞれで違うことを学び、これからはプラスに記憶させていこうと思いました。咲良先生のパワーにこちらも元気になりました。有難うございました。
- 自己肯定感を高めるワークショップの中で、他の方の価値観・得意なことを知ることができたことが一番、良かったと感じました。相手を尊重するためにも、まずはその方の価値観を知らないといけないと思いました。
- これまでは思っていたことがあっても発言を控えることがありましたが、適切なステップを踏んだうえで、発言を心がけたいと思います。
- 自分自身の主張をしっかり相手に伝え、相手の意見もしっかり引き出し、対話を深めながら、気持ちのいい仲間づくりをしていきたいと思いました。
- 自分自身は人って割と冷たいものだという先入観があったのですが、初めてのこういった研修を通して人って思ったより温かみのある存在なんだなと思えた取り組みでした。
法対応としてのハラスメント教育をより意義あるものにしたく、5時間のコミュニケーション研修を依頼しました。各事業部から社員を集めて130名オフラインでの開催は初めてのことで、社員間には「長時間の研修も義務だから仕方なく参加する」といった空気がありましたが、終了してみると、社員から多くの好意的な声が届き、チームビルディング・自己肯定感の向上に大きく寄与したと実感しています。
詳しいご感想はこちらから→ピーエムティーご担当者様ご感想
アサーティブコミュニケーションやレジリエンス、そして相互理解のワーク、5時間で様々なことをお伝えいたしましたが、それぞれのテーマに対して皆様が気づきを得て今後に生かそうを感じてくださったことがとても嬉しいです。業務の手を止めて参加してくださった受講者の皆様、研修の企画をしてくださったご担当者様、このような機会を作ってくださった経営陣の皆様、ありがとうございました!今後のますますのご発展をお祈りしております。
最後に、研修が気になっている皆様へ
このように、弊所ではハラスメント防止研修だけでなく、心理的安全性を高めて職場を活性化するためのコミュニケーション研修や、そのようなチームにするためのリーダーとしての関わりをテーマにした研修など、ご要望や貴社の状況にあわせて様々なご提案をしております。興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
咲良美登理事務所 代表 咲良美登理
社会保険労務士。21世紀職業財団認定ハラスメント防止コンサルタント。中小企業を中心に、ハラスメント相談窓口サービスや窓口担当者養成講座の提供、事案解決サポートや人材育成研修など、ハラスメント対策を起点とした生産性向上のコンサルティングを行っている。
ご相談・お問い合わせ▶https://sakura-midori.jp/contact