(公社)福岡県宅地建物取引業協会及びその他グループ会社様にて、ハラスメント研修を実施しました

ハラスメント相談窓口のご契約先である福岡県宅地建物取引業協会様からご縁をいただき、ハラスメント研修を実施いたしました。今回は、理事・代議員向け、社員向けと、対象を分けて2つの研修を行いました。上司や部下、先輩や後輩、同僚同士、それぞれの立場で働く皆様が、ハラスメントについて学ぶことで、グループ全体でハラスメントへの意識を高め、心理的安全で基準の高い職場作りをしていただくことをめざしています。

お仕事でお忙しいなか、100名以上の理事・代議員の方、60名以上の職員の方にご参加いただきました。熱心にご受講くださり、ありがとうございました!

ハラスメント防止の根底にある“相互理解”の重要性を改めて感じました

詳しいご感想はこちらから→(公社)福岡県宅地建物取引業協会様ご感想

理事・代議員向けの研修では、経営層としてご自身がハラスメントをしないという意識はもちろん、メンバーにハラスメントをさせない、ハラスメントを許さないという組織作りの視点からお話させていただきました。

以前からパワハラ、セクハラは企業に防止措置が義務づけられていましたが、2025年6月に改正労働施策総合推進法が成立したことにより、カスハラ(カスタマーハラスメント)の防止措置も企業に義務付けられます。宅地建物取引業協会様では、不動産の売買などでお客様とのやりとりが発生するため、カスハラ対策が急務です。

具体的なカスハラ防止措置については、今後発表される指針を確認してからになりますが、今後の参考になるよう、いくつかのカスハラ対策事例を紹介させていただきました。

参考:厚生労働省 明るい職場応援団 カスタマーハラスメント対策企業事例

受講後のアンケートでは、

  • 自分がしない事は当然とし、社内や周りにも気を配りハラスメントが発生していないか注視する
  • 経営者、会社として準備しておくことを理解できた
  • 各種サイトを参考に年内にカスハラの基準作りをしたい

などの声をいただきました。
学んだことをすぐに活かそうとする姿勢が感じられ、大変嬉しく思いました。

社員向けの研修では、パワハラの6類型や判断基準についてご紹介した後、課長と社員の間で起こったパワハラ裁判の事例を通して、指導とパワハラの違いについてディスカッションをしていただきました。また、ご自身のコミュニケーションのスタイルについても分析していただき、心理的安全で基準の高い職場にするためにどうしたらよいのかを考え、行動宣言を行っていただきました。

お客様とやりとりをされる社員の方も多いため、クレームとカスハラの違いについてもご紹介し、カスハラではないクレームとカスハラの違いについても話し合っていただきました。

受講後のアンケートでは、

  • ケーススタディでのディスカッションにおいて、人によってパワハラと指導の境界線はかなり違いがあることに気づきがあった
  • 怒らせるものの正体は自分の中の「こうあるべき」という基準と比べて違う場合に起こる感情という事がわかった
  • 自分の価値観だけで話さないように相手の話もしっかり聞くように行動していきたいと思います
  • 具体例なども盛り込まれ、自分ごととして捉えられた

などのお声をいただきました。

研修では、ディスカッションやグループワークを行い、意見をシェアする時間を大切にしております。ご自身の意見を発表することで自分ごととして捉えることができ、他の方の意見を聞くことで、深い気づきを得られるからです。

受講後のアンケートでも、

  • 自分たちで考える時間を取り、参加型にして頂いたことで、楽しく、また実際に身につきやすい研修会になったと思います
  • 実は過去にもハラスメント研修は何度か受けたことがあるのですが、今回が一番理解度が高かったと感じます。講師の先生が受講者を終始気にかけてくださったおかげで、深く内容を理解できました
  • あっという間の3時間半で楽しかったです

とのお声をいただきました。

今回の研修が福岡県宅地建物取引業協会及びその他グループ会社様のカスハラ対策、心理的安全性の高い職場作りに、少しでもお役に立てていましたら幸いです。

福岡県宅地建物取引業協会及びその他グループ会社様のますますの発展をお祈りしています。

ありがとうございました!

ハラスメント防止研修はもちろん、メンタルヘルスやリーダーシップ、心理的安全なチーム作りなど、コミュニケーション全般についても研修を承っております(人材育成研修はこちら)。ハラスメントの問題も元をただせばコミュニケーションの問題。単にハラスメントを防止したいということだけでなく、一人ひとりが能力を発揮できるような組織に成長させたいというご相談も承っております。研修は、御社の課題、今起こっていることなどをヒアリングさせていただいた上で、御社の課題解決に向けたオーダーメイドのご提案をいたします。どうぞお気軽にご相談・お問い合わせください。

咲良美登理事務所 代表 咲良美登理

社会保険労務士。21世紀職業財団認定ハラスメント防止コンサルタント。中小企業を中心に、ハラスメント相談窓口サービスや窓口担当者養成講座の提供、事案解決サポートや人材育成研修など、ハラスメント対策を起点とした生産性向上のコンサルティングを行っている。
ご相談・お問い合わせ▶https://sakura-midori.jp/contact

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