【福岡県雇用対策協会様主催】<ハラスメント相談対応セミナー>に登壇しました!

”会社がハラスメントを認識しても何もしてくれない”が3割以上?!

現在、企業には
・セクハラ
・妊娠出産育児介護ハラスメント
・パワハラ

の相談窓口設置が義務づけられています。

ただ、義務化に伴い社内に相談窓口を設置したものの、実際にハラスメント相談を受けるとなると、適切な対応ができるか不安な企業・担当者の方は多いのではないでしょうか。

実際、厚生労働省令和5年度「職場のハラスメントに関する実態調査」では、「ハラスメントの予防・解決のため実施している取組」として「相談窓口の設置と周知」をしている企業は一定程度高い(パワハラ86.0%、セクハラ86.6%)のですが、「ハラスメント予防・解決の取組を(窓口設置以外も含め何かしら)実施している」企業であっても、ハラスメントを認識した後「特に何もしなかった」と回答された割合は3割以上という結果が出ています(パワハラ38.7%、セクハラ37.3%)。

厚生労働省令和5年度「職場のハラスメントに関する実態調査」より

ハラスメントは非常にデリケートな問題です。

窓口の対応次第でますます問題が大きくなってしまうこともありますので、相談を受ける担当者や上司の方がハラスメントを正しく理解し、適切に対応することが重要です!

申込締切1週間前には満席に!相談対応への注目の高さに驚き

そのような状況を受けて、毎年登壇させていただいている 公益社団法人福岡県雇用対策協会様の2024年11月人材確保・定着・育成支援セミナーでは、

人事総務や上司のためのハラスメント相談対応セミナー

というテーマでお話しさせていただきました。

セミナーの到達目標を

1.企業に防止措置が義務付けられているハラスメントには何があるか理解する

2.相談窓口としてやってはいけないことを実例を通して理解する

3.ハラスメント相談と通常の悩み相談との違いを理解する

4.相談者に寄り添って聴くとはどういうことか理解する

と掲げたこちらのセミナー、申込締切の1週間前には満席になるという盛況ぶりで、いかに中小企業の人事総務・経営者の皆様がハラスメント対応に苦慮されているのか伝わってくる状況でした。

研修を終えて…皆様からのご感想

セミナーでは、窓口の対応が悪くて問題がこじれ裁判になってしまったケースなども踏まえながら、相談窓口がハラスメント相談に乗る際のポイントについて、凝縮してお伝えしました。

終了後には個別具体的な社内の事案のご相談も。専門的なトレーニングを積んでいないと、どうしても自分のフィルターを通して物事を見てしまいます。第三者の視点で感じたことをお伝えしたところ、目から鱗でいらっしゃったようで、その後の対応のヒントになられたようでした。良かった…

受講後アンケートでも大変ありがたいお声をいただきました。
一部ご紹介いたします(共有許可いただいております)。

当たり前のことはなく、それはあくまで自分の主観であり、相手の気持ちではないということ、まずは受け入れるということを学びました。本日は本当にありがとうございました。

先生の回答は的確に感じました。自分が対応してきたやり方の足りない点にも気づけました。

・ 大変勉強になりました。持ち帰って社内で共有いたします。今後またありましたら是非参加したいと思います。ありがとうございました。

時間があっという間でした。2時間では足りないので1日コース、せめて半日コースを受けたいと思いました。

・ とても有意義な時間となりました。本日はありがとうございました。

最後に、研修が気になっている皆様へ

このように、弊所ではハラスメント防止研修だけでなく、心理的安全性を高めて職場を活性化するためのコミュニケーション研修や、そのようなチームにするためのリーダーとしての関わりをテーマにした研修など、ご要望や貴社の状況にあわせて様々なご提案をしております。興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

咲良美登理事務所 代表 咲良美登理

社会保険労務士。21世紀職業財団認定ハラスメント防止コンサルタント。中小企業を中心に、ハラスメント相談窓口サービスや窓口担当者養成講座の提供、事案解決サポートや人材育成研修など、ハラスメント対策を起点とした生産性向上のコンサルティングを行っている。
ご相談・お問い合わせ▶https://sakura-midori.jp/contact

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