株式会社西日本新聞社様で、アンガーマネジメント&フェアコミュニケーション研修を実施しました

西日本新聞グループ様の管理職の皆様に、「アンガーマネジメント&フェアコミュニケーション研修」を実施いたしました。アンガーマネジメントとフェアコミュニケーションは、管理職の皆様自身や部下、組織をハラスメント等のリスクから守りながら、組織が成長していくために欠かせないものです。

今回はグループ内の管理職の皆様、約40名にご参加いただきました。熱心にご受講くださり、ありがとうございました!

弊社の希望を踏まえた完全オーダーメイドの研修をつくっていただきました

詳しいご感想はこちらから→西日本新聞社様ご担当者様ご感想

管理職の皆様は日々、組織、人、業務、リスクのマネジメントをしておいでです。組織の共通の目的に向けてチームで成果を出すためには、コミュニケーションが欠かせません。ですが、管理職として部下を指導したり、他部署と交渉したりしていると、中にはイライラすることがあるかもしれません。新聞社のような、いつも時間に追われている仕事であれば、なおさらでしょう。そこで重要な視点がアンガーマネジメントとフェアコミュニケーションです。

アンガーマネジメントとは、怒らないことではありません。

怒る必要のあることは上手に怒ることができ、怒る必要のないことは怒らないようになること。

©Copyright All Rights Reserved.一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメント入門講座 2025年度版から引用

つまり自分で自分の怒りの感情を管理、コントロールすることです。

フェアコミュニケーションとは、自他を尊重し、公平・公正な関係性を保ちながら、誠実かつ率直に自分の意見を伝え合うコミュニケーションです。

研修では、怒りが生まれるメカニズムをご説明した後、実際に自分が怒った出来事に対して分析していただいたり、怒りに飲み込まれないためにできることを考えていただきました。

また、怒りが湧いても、人によってきつく当たったりそうでもなかったり、というこということは一般的に起こりがちです。それはなぜかというと、怒りというのは二重構造だから。同じ怒りが湧いても、相手との関係性などで私たちは自然と感情を制御しています。

つまり関係性が変われば、感情も自ずと制御されやすくなるということ。一般的に、どうしても自分中心に物事を見てしまいがちだからこそ、今回の研修では、自他尊重や公正な視点の芽生えを目的に、お互いの部署の苦労話インタビューの時間も設けました。

受講後のアンケートでは、

  • 怒りに飲み込まれないための策は、他の班の意見も含めて参考になるものがたくさん聞けたので、できるものから実践したいと思った。
  • 怒りを感じたとき、その都度その原因を探るようにする

など、すぐに実践する姿勢が見られ、大変嬉しく思いました。

また、自部署の苦労もシェアしていただき、フェアコミュニケーションの大切さにも気づいていただきました。

受講後のアンケートでは、

  • 年代的な常識や他職種、また人によって常識の相違があることを再確認できた
  • グループ会社のメンバーとの研修だったため、異なる視点からの意見を得ることで、客観的な気づきを得られた
  • 日常業務に没頭していると、自然と自部署を中心に物事を考えてしまうことに気づいた

など、皆様、多くの気づきを得られたようです。

研修では、グループワーク、意見をシェアする時間を大切にしております。

  • 自分で考える時間や他者の意見を拝聴できる機会が多く、通常の研修より身につく気がした
  • グループでのコミュニケーションや議論が楽しく、飽きずに考えていける研修でした

とのお声もいただききました。

西日本新聞社様の人権方針の最初の一文には、
「私たちは、憲法が謳う基本的人権の享有、法の下の平等の精神に則り、人権を尊重する企業風土を醸成し、事業活動の基盤にします。」
とあります。

引用:西日本新聞社様 企業理念

今回の研修が西日本新聞グループ様の人権を尊重する企業風土の醸成に少しでもお役に立てていましたら幸いです。

西日本新聞社様のますますの発展をお祈りしています。

ありがとうございました!

ハラスメント防止研修はもちろん、メンタルヘルスやリーダーシップ、心理的安全なチーム作りなど、コミュニケーション全般についても研修を承っております(人材育成研修はこちら)。ハラスメントの問題も元をただせばコミュニケーションの問題。単にハラスメントを防止したいということだけでなく、一人ひとりが能力を発揮できるような組織に成長させたいというご相談も承っております。研修は、御社の課題、今起こっていることなどをヒアリングさせていただいた上で、御社の課題解決に向けたオーダーメイドのご提案をいたします。どうぞお気軽にご相談・お問い合わせください。

咲良美登理事務所 代表 咲良美登理

社会保険労務士。21世紀職業財団認定ハラスメント防止コンサルタント。中小企業を中心に、ハラスメント相談窓口サービスや窓口担当者養成講座の提供、事案解決サポートや人材育成研修など、ハラスメント対策を起点とした生産性向上のコンサルティングを行っている。
ご相談・お問い合わせ▶https://sakura-midori.jp/contact

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